2013年6月8日土曜日

第二回定例会の常任委員会状況

今定例会の本会議は、5月30日、31日、そして6月3日まで行われ、一般質問者は私を含めて20名が、8名、8名、4名と各日に行いました。そして、3日に議案の上程と委員会付託などが行われ、一旦本会議から常任委員会の審議に移りました。

6月4日には「区民生活委員会」が開かれました。当日は、傍聴に行けず、内容は不明ですが、議案「特別区税条例の一部改正」が一つ、報告案件が4つで、午後に登庁した時には終わっておりました。議案は、東日本大震災の被災者に関する減免措置に関することです。

6月5日は「保健福祉委員会」が開かれ、初めてか?議案無しの報告案件が8つの聴取をしました。区一般会計予算のほぼ半分を支出する分野ですので、一つ一つの話は重いものです。
今回は、生活保護法による保護の基準の一部改正について、地域包括ケアシステムのあり方の検討について、高齢者の見守り体制の強化について、待機児童対策緊急推進プランの取り組み状況について、子宮頸がん予防ワクチン接種に関する健康被害の対応についてなどの報告を聴取し、委員から様々な質疑があり午後3時前に閉会となりました。

6日は「都市環境委員会」が開かれ、議案1件「特別区道の路線の認定について」で、宮前地区での道を区道として譲渡を受けるものです。
報告は6件で、狭あい道路の拡幅整備の推進について、道路施設の点検及び道路維持白書の策定について、高円寺みどりのベルトづくりの取り組みの報告について、平成24年度杉並区みどりの実態調査(第9回)結果の報告について、都市のみどりを守るフォーラム2013の開催について、都市計画下高井戸公園の基本計画策定の進め方についてでした。中でもみどりの分野が4件出ていました。
ただ、各委員はみどりにあまり関心がない様で、さらっと終わってしまいました。残念!
中でも、狭あい道路の拡幅については、国の圃場事業で10割補助が出ます。内容は、阿佐ヶ谷、高円寺、和田などの木造密集地域の緊急車両などが通れない道の拡幅事業です。震災対策として精力的な事業展開を期待しています。みどりの実態調査報告ですが、厚い報告書が配られましたが、見るのに時間が掛かるし、相当熟読が必要なため委員からは話がほぼ出ませんでした。公園計画以外のみどりに関するものは、後ろ向きの話でした。駄目ですね!私は、機会をとらえてしっかり話を聞くことにします。

7日は「文教委員会」が開かれ、報告が6件でした。平成25年度区立学校在籍者数等について、高円寺地域における新しい学校づくり計画策定に向けた今後の取組について、杉並区スポーツ推進計画「健康スポーツライフ杉並プラン」(案)の策定についてなどの報告聴取でした。

週が明けると、総務財政委員会が開かれ、契約案件などの多くの議案審査があります。また、報告いたします。

2013年6月4日火曜日

平成25年第二回杉並区議会定例会

こんにちは

ブログを書くのも久し振りとなってしまいました。フェースブックへの書き込みが多くなっています。しかし、しっかりした字数にするには、ブログですね。

5月30日より始まった区議会、例年より開会が前倒しとなりました。
今年は6月14日告示で東京都議会議員選挙が、そして一カ月遅れの7月4日?告示の参議院議員選挙が予定されています。また、来年の夏には杉並区長選挙が予定されていることから、第二回定例会を少しでも前に、と言う区役所サイドの要望があったと聞きます。
定例会の招集は、区長が行います。
そして、様々な調整の結果、都議会議員選挙の告示前日の6月13日に第二回定例会を閉会、という会期になりました。

私は、2年前の当選間もない6月の第二回定例会で、議場初デビューの一般質問をしました。その後の第三回定例会はいわゆる決算議会ですので決算審査に集中し、第四回定例会で一般質問、第一回定例会では予算審査を、と言う具合におおまかな自分の年間スケジュールをつくり、今でも年二回の一般質問に立つことを守っています。

と言うことで、今年も二定3回目の一般質問をいたしました。質問の概要は以下の通りです。

杉並区のまちづくりの基本となる「まちづくり基本方針」は、平成14年に改定して以来、現在まで改定しておらず、基本構想が昨年改訂されたのを受けて改定作業が現在進められております。改定は,大きな課題や夢を含めて内容をしっかり検討すべきと考えています。そこで、私としては譲れない項目と地元地域に関することについて、区の考えを伺い正させて頂きました。

質問は、まちづくりについて3項目、そして次世代育成基金についてです。

まちづくりについては、先ず区内の鉄道についてです。一つは、地下鉄丸ノ内線を荻窪駅から青梅街道を西へ延伸して、荻窪以西のまちの活性化や環境改善、そして多くの方々の生活利便性の向上を目指すもので、検討を促しました。西はどこまでとは言及しませんでしたが、西武新宿線の駅と連絡をさせる事を考えています。

更に、西武新宿線の開かずの踏切対策としての鉄道連続立体交差事業の杉並区区間の早期実施は当然とし、区内の大小18の駅の内、ただ一つ上り下りのホーム間の移動が出来ず、開かずの踏切を渡らなくては反対のホームに立てない西武新宿線上井草駅の連絡通路や連絡橋の一刻も早い整備を推進するよう質問しました。

次に、杉並区のかけがえのない自然遺産でもある屋敷林の保全について質問しました。専門的な話になってしまいますので簡単にお話ししますが、所有者個人に屋敷林の維持保全を任せておく時代ではない。屋敷林が無くなるのは、相続税をはじめとした税の問題と言って区は保全から逃げる時代でもないということです。
区は、区制施行80周年記念事業として「後世にのこしたい屋敷林」と題して区民推薦などから区内20カ所の森を選定表彰しました。表彰までした森を本当に残すための手立てをしっかりすること、と質問しました。

次に、杉並区では、農業の「農」は伝統と誇りある文化の一つです。そこで農地の保全について、二つの提案をいたしました。
都市環境保全のためにも農地の保全を前向きに進める必要があります。そのため一つは、農作業の後継者をはじめとした人手不足解消策として、農業ボランティアなどの育成を進めること、今一つは、区内の伝統的作物づくりの技術を絶やさないため、技術を継承する仕組みを整備することです。

最後に、昨年度に創られた「次世代育成基金」についてです。
この基金を活用して様々な事業が行われていますが、そのうちの一つ、「中学生小笠原自然体験交流事業」について質問しました。私がかねてから児童生徒の自然体験学習の必要性を主張してきており、その意味では事業の応援団の一人です。
本年3月の事業実施をしての成果と課題を踏まえ、一人でも多くの生徒が参加できる場所や態勢、そして予算の確保が必要で、今後のさらなる取り組みについて質問しました。

http://www.gikai.city.suginami.tokyo.jp/vod/vodtop.htm

質問の動画録画は↑上記アドレスから見ることが出来ます。まだ速報版のため、早送りして5月30日の質問者3人目が私ですので是非ご覧ください。

6月3日本会議3日目、議案の上程などがありました。

詳細は、区議会ホームページをご覧ください。

総務財政委員会に9つの議案が付託、区民生活委員会、都市環境委員会へはそれぞれ1つの議案が付託されました。今議会では、私の所属する保健福祉委員会は一つも議案がありませんでした。この2年間で初めての事です。
その他、人権擁護委員2名の承認、区長の専決処分2件の承認、各財団の経営状況の報告など6件がありました。