いよいよ、今週末の5月29日から令和2年第2回杉並区議会定例会が20間(5月29日~6月17日)の会期予定ではじまります。
長かった首都圏への緊急事態宣言も解除となう方向です。
ですが、新型コロナウイルスによる感染症の感染リスクが無くなる訳ではありません!三蜜(密集・密接・密閉)回避やマスクの着用、こまめな手・顔洗い、うがい等、この間身に付いた事は習慣付けしたいです。
見えないウイルス対応を考えながら、第2回定例会がはじまります。これまでの本会議の態勢を変更する(会議成立の出席議員を確保しながら、他の議員は控室にて待機し放送など聴く)などして会議運営することとなりました。
また今年の議会は、途中で会期延長した第1回定例会後、臨時会を3回開くという異例の議会運営で足早に過ぎました。今年は、コロナウイルス対策で、早く対応しなければならない事業が目白押しとなっており、まだまだ臨時会が開かれそうです。スピード感を以て対応していきます!!
さて、第2回定例会当初の提案議案等について、以下に概要をお知らせします。
【議 案】
〇議案第53号 杉並区事務手数料条例の一部を改正する条例
(東京都屋外広告物条例との関係で、プロジェクションマッピングの取り状況を踏まえ、条例改正がされるなどしたため、許可申請手数料を定める)
〇議案第54号 杉並区特別区民税条例等の一部を改正する条例
(地方税法の一部改正・未婚の一人親への税制措置など、新型コロナイルス感染症等に係る特例などに伴う改正)
〇議案第55号 杉並区国民健康保険条例の一部を改正する条例
(新型コロナウイルス感染症により死亡や重篤な状況になるなどの世において一定程度収入が下がった場合、令和元年度分及び令和2年度分の一定の保険料を減免する)
〇議案第56号 杉並区介護保険条例の一部を改正する条例
(国保と同様な取扱い)
〇議案第57号 杉並区立保育所及び小規模保育事業所条例の一部を改正する条例
(杉並区行財政改革推進計画の規定に基づき、令和3年4月1日に区下高井戸保育園を廃止し、私立園に転換する)
〇議案第58号 杉並区家庭的保育事業等の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例
(保護者が疾病等により、家庭で乳幼児を養育するのが困難な場合、居宅訪問型保育事業者が保育を提供できるようにする)
〇議案第59号 杉並区放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例
(基準症例の一部改正により、放課後児童健全育成事業(学童クラブ)に係る放課後児童支援員の資格要件を新たに改正)
〇議案第60号 杉並区営住宅条例の一部を改正する条例
(都営住宅が区に移管されるため、設置と使用料を定める)
〇議案第61号 杉並区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例
(阿佐ヶ谷駅北東地区地区計画が決定したため、区域内の建築物などへの制限を規定する)
〇議案第62号 負担付き贈与の受領について
(議案第60号の物件で、区営住宅として20年間使うなど条件)
〇議案第63号 令和2年度杉並区一般会計補正予算(第4号)
(補正事業は26事業で額は、約5億3960万円・内特定財源約2億2400万円、一般財源(財源保留額)約3億1500万円)
〇議案第64号 令和2年度杉並区国民健康保険事業会計補正予算(第2号)
〇議案第65号 令和2年度杉並区介護保険事業会計補正予算(第1号)
〇議案第66号 人権擁護委員候補者の推薦について
(推薦者同意)
〇議案第67号~79号 杉並区農業委員会委員の任命の同意について
(以前の法改正により、委員の任命の同意・13名)
【報 告】
〇報告第3号 契約金額の増減の専決処分の報告
(区立柏の宮公園拡張工事工事費の増額)
〇報告第4号 契約金額の増減の専決処分の報告
(区立馬橋公園拡張用地の建物解体工事の増額)
〇報告第5号 契約金額の増減の専決処分の報告
(区立中央図書館改修建築工事の増額)
〇報告第6号 契約金額の増減の専決処分の報告
(同上・空気調和設備工事の増額)
〇報告第7号 損害賠償額の決定の専決処分の報告
(清掃に関する事故等、賠償額合計約33万円)
〇報告第8号 令和元年度繰越明許費繰越計算書について
(15件・約5億500万円)
〇報告第9号 杉並区土地開発公社の経営状況について
〇報告第10号 公益財団法人杉並区スポーツ振興財団の経営状況について
〇報告第11号 公益財団法人杉並区障害者雇用支援事業団の経営状況について
〇報告第12号 下井草駅整備株式会社の経営状況について
〇報告第13号 公益社団法人杉並区成年後見センターの経営状況について
概要は以上です。今後、会期中に人事案件が提案される可能性があります。
なお、一般会計補正予算第4号については、後日詳細に記すこととします。
2020年5月25日月曜日
2020年5月15日金曜日
異例の臨時会続き!!
今年の初めには、新型コロナウイルスの蔓延が起こるとは誰も予想をしていなかったと思います。そして、2月12日に令和2年第1回定例会が開会し、会期が進むにつれ都内をはじめ区内でもコロナウイルス感染者が出るなど、深刻なウイルス感染症の拡大がはじまりました。
第1回定例会の重要な役割である杉並区の来年度予算案の審議では、これまでなかった予算特別委員会が成立する委員の過半数を確保しながら極力密集を避け、質疑に関わらない委員と理事者は別室待機として予算質疑が進められました。
異常事態下の議会は、十分研究が必要になりますが、条例などには明確に規定が無さそうなので、特例として委員会、更には本会議もネット会議の導入を進めてはと考えます。
震災とは違った異常な社会状況の中で、国民の生命・財産を守るための行政機関の一番身近は区となるわけで、特にスピード感を以て関係事務を行うことが強く求められます。行政の宿命として、自前の財源による事業以外は、国や都などから財源を受け入れ、その目的に沿って支出します。そのためには、歳入歳出予算をその都度調整し、議会の議決を経なくてはなりません。
そうしたことから、年4回と規定されている定例会を待つことなく緊急で事業を行うためには、臨時区議会を開き補正予算などを議決して執行することとなります。
今年はすでに2回の臨時会が招集し、補正予算を組んで新型コロナウイルス感染症対策に関する緊急事業を区は進めております。
そして、5月19日20日の2日間を会期とする予定の3回目臨時会が開かれます。議案は3議案が予定されており、中でも再度の新型コロナウイルス感染対応の事業に関する令和2年度杉並区一般会計補正予算(第3号)が組まれました。その概要を以下にお知らせします。他の2議案は、議会運営に関する議案です。
●令和2年度杉並区一般会計補正予算(第3号)
前回の2号は、特別定額給付金関係が主でしたが、今回の補正予算案は、新型コロナウイルス感染症対策に係る緊急性の高い事業経費となります。補正事業は11事業、補正予算額は約5億8200万円となります。約3/5は国・都等の支出金(特定財源)で残りは区費の支出となります。区費の財源は、一般財源の保留額から充当しますが、今後の経済情勢を考えると年度当初に財源保留額が少なくなるのは少し心配です。ただし、今対応しないでどうする!というものですからしかたないです。
【11の補正事業の概要】
〇中小企業支援(約4300万円):商工相談窓口拡大など。
〇生活困窮者等自立促進支援事業(約2億500万円・内国庫約1億5400万円):生活困窮者等自立支援法の支給要件拡大など・賃貸住宅の賃料を払えない人支援など。
〇日常生活支援サービス(約700万円)
〇障害者の地域生活支援体制の充実(約1400万円)
〇子どもショートステイ(約1600万円):養護・介護をする家族が新型コロナウイルスに感染した場合の残された被介護者等の生活支援など。
〇感染症予防・発生時対策(約8500万円・内国庫約5600万円):新型コロナウイルス感染者の入院・移送経費など。指定感染症は、公費負担。
〇生活衛生課分室(旧衛生試験所)の維持管理(3000万円):区独自のPCR検査実施等経費。
〇子育て応援券(約4700万円・全額都費):妊婦の新型コロナウイルス感染防止に関する経費。
〇情報教育の推進(約7800万円・全額都費):家庭学習通信環境整備などの経費。
〇学校給食の推進(約5100万円・内全国学校給食会約2100万円):給食食品納入の発注取り消し違約金補てん等経費。
〇中学校の移動教室(約250万円):修学旅行延期に要する経費。
以上11事業が第3回臨時会に提案される補正予算案の概要です。今後も新型コロナウイルス感染症拡大防止に区と共に取り組んでまいります。
第1回定例会の重要な役割である杉並区の来年度予算案の審議では、これまでなかった予算特別委員会が成立する委員の過半数を確保しながら極力密集を避け、質疑に関わらない委員と理事者は別室待機として予算質疑が進められました。
異常事態下の議会は、十分研究が必要になりますが、条例などには明確に規定が無さそうなので、特例として委員会、更には本会議もネット会議の導入を進めてはと考えます。
震災とは違った異常な社会状況の中で、国民の生命・財産を守るための行政機関の一番身近は区となるわけで、特にスピード感を以て関係事務を行うことが強く求められます。行政の宿命として、自前の財源による事業以外は、国や都などから財源を受け入れ、その目的に沿って支出します。そのためには、歳入歳出予算をその都度調整し、議会の議決を経なくてはなりません。
そうしたことから、年4回と規定されている定例会を待つことなく緊急で事業を行うためには、臨時区議会を開き補正予算などを議決して執行することとなります。
今年はすでに2回の臨時会が招集し、補正予算を組んで新型コロナウイルス感染症対策に関する緊急事業を区は進めております。
そして、5月19日20日の2日間を会期とする予定の3回目臨時会が開かれます。議案は3議案が予定されており、中でも再度の新型コロナウイルス感染対応の事業に関する令和2年度杉並区一般会計補正予算(第3号)が組まれました。その概要を以下にお知らせします。他の2議案は、議会運営に関する議案です。
●令和2年度杉並区一般会計補正予算(第3号)
前回の2号は、特別定額給付金関係が主でしたが、今回の補正予算案は、新型コロナウイルス感染症対策に係る緊急性の高い事業経費となります。補正事業は11事業、補正予算額は約5億8200万円となります。約3/5は国・都等の支出金(特定財源)で残りは区費の支出となります。区費の財源は、一般財源の保留額から充当しますが、今後の経済情勢を考えると年度当初に財源保留額が少なくなるのは少し心配です。ただし、今対応しないでどうする!というものですからしかたないです。
【11の補正事業の概要】
〇中小企業支援(約4300万円):商工相談窓口拡大など。
〇生活困窮者等自立促進支援事業(約2億500万円・内国庫約1億5400万円):生活困窮者等自立支援法の支給要件拡大など・賃貸住宅の賃料を払えない人支援など。
〇日常生活支援サービス(約700万円)
〇障害者の地域生活支援体制の充実(約1400万円)
〇子どもショートステイ(約1600万円):養護・介護をする家族が新型コロナウイルスに感染した場合の残された被介護者等の生活支援など。
〇感染症予防・発生時対策(約8500万円・内国庫約5600万円):新型コロナウイルス感染者の入院・移送経費など。指定感染症は、公費負担。
〇生活衛生課分室(旧衛生試験所)の維持管理(3000万円):区独自のPCR検査実施等経費。
〇子育て応援券(約4700万円・全額都費):妊婦の新型コロナウイルス感染防止に関する経費。
〇情報教育の推進(約7800万円・全額都費):家庭学習通信環境整備などの経費。
〇学校給食の推進(約5100万円・内全国学校給食会約2100万円):給食食品納入の発注取り消し違約金補てん等経費。
〇中学校の移動教室(約250万円):修学旅行延期に要する経費。
以上11事業が第3回臨時会に提案される補正予算案の概要です。今後も新型コロナウイルス感染症拡大防止に区と共に取り組んでまいります。
登録:
投稿 (Atom)