みなさま、こんにちは。
昨日、災害対策特別委員会の視察で、茨城県つくば市へ視察に行ってまいりました。
調査項目は二つで、①西遠野でのソーラーシェアリング発電プロジェクト、もう一つが②防災科学技術研究所でした。
西遠野でのソーラーシェアリング発電は、1500㎡の畑の中に単管パイプを使って骨組みを作り、その上に角度を手動で変えられる太陽光パネルを畑面積に対して約25%の割合で設置をしている事例視察です。
畑面積に対して25%のパネル量は、畑表面への影が出ますが作物の生育には問題ない割合とのことでした。
たしかに、夏の時期では、日影が無ければ畑の地表面への日光の照射量は大変多く、光飽和点と作物との関係もあります。ですから、多少の遮光は作付けする作物の選択肢が広がることにもなります。
また、設置してある太陽光発電パネルの設置角度を変えられるようになっているため、季節による太陽光の照射角度の変化にも対応できるようになっています。更に、パネルの設置割合が25%では作物の収量に大きく影響はしないようです。
この試みは、農林水産省が2013年3月31日付で「支柱を立てて営農を継続する太陽光発電設備等についての農地転用許可制度上の取り扱いについて」という通知を出しています。これは、作物を耕作する畑内に耕作とは関係のないものを一時的に設置するための農地の転用ということで、本来の農業に支障をきたさ無ければ、許可するというものです。
現地を直に視察しましたが、よく出来ており、畑からの収入に加え太陽光発電による収入が同一場所から生まれる優れた試みであると感じました。今後は、太陽光発電設備の設置経費が安価になれば、更に活用する事例が増えると考えます。
単管パイプによる骨組みは、支柱間隔約5m、パネル設置高さ約3.5mで、毎月最適なパネル角度に調整すれば平均発電量が5%アップするとのことでした。また、台風や積雪などには、パネルの角度が変えられるため問題はないとのことでした。
2013年には、スイカ、トマト、ナス、大豆などを栽培試験したとのことです。
視察した場所での試みは、発電量57.9kwで、年間売電額は約255万円と試算していました。設備コストは、1000㎡当たり約1350万円、20年間を考えて、税金などを含めて試算すると年間コストは約83万円、それに対して発電収入は、年間187万円で、およそ年間100万円の収益になると説明を聞きました。ただ、20年間での試算ですので誤差はあるでしょう。
海外でもフランスやイタリアなどで同様の取り組みが進んでいるようです。
メガソーラーが話題に乗ることがありますが、太陽光パネルで設置場所は占用され他の用途には使えません。それに比べて、視察した場所での試みは畑作と太陽光発電を両立させるもの、大変興味深い試みで、今後様々な角度から研究され広まることを期待します。
ただ一点、我が家の太陽光発電設備も同様ですが、発電設備につきものの「パワーコンバーター」の微妙な唸り音がやはり気になりました。住宅地内での設置に課題かも知れません。
2カ所目の防災科学技術研究所では、研究所全体での災害に対する取組全般について説明をいただきました。地震災害、火山災害、水・土砂災害、雪氷災害、そして災害に強う社会づくり、といった研究をしている所です。
特に、その中でも杉並区に関係のある地震と水害について細かく研究室を見学し、取り組みの説明を聞きました。緊急地震速報は、気象庁から発せられますが、その元のデータの60%はここの研究所の情報だそうです。
また、入ったばかりの体験機で過去の地震の揺れを体験でき、凄い揺れであったことが分かりました。そして、平成17年の杉並区での時間100ミリを超える集中豪雨のデータやリアルタイムで日本全土の地震監視システムデータなど、興味深く視察させていただきました。
午後からの視察で、つくば市はちょっと遠いですね。もう少し時間を取りじっくり説明や所内を見学できればよかったです。
特に、災害に対しては、データの蓄積やそこから新たな試みを生み出す、大変な作業であり、私たちの日々の安全・安心のためにしっかり研究をしていただきたいと思います。
2013年12月20日金曜日
2013年12月7日土曜日
閉会後も様々なことが!4定の閉会
こんにちは
今日は天気も良く、朝から平成25年度JA東京中央・杉並区・世田谷区の協働事業で杉並区宮前の農家二軒で「ふれあい農業体験」が行われ、参加者約80名が野菜の収穫と花の寄せ植えを楽しみました。私は、農業委員ですので伺わせていただきました。意外と、大根を抜くのにみなさん苦労していました。
その後、私の地元のO氏宅での恒例の餅つきに今年もお呼ばれしました。
お雑煮、からみもちなど、食べ過ぎちゃいました!
昨日、11月18日から12月6日までの18日間の会期で開かれていた平成25年第4回区議会定例会が、議案14件と議員提出議案3件全てを可決して閉会しました。内容は、以下の通りです。
議案第62号 杉並区行政財産使用料条例の一部を改正する条例
議案第65号 平成25年度杉並区一般会計補正予算(第5号)
議案第73号 杉並区長等の給与等に関する条例等の一部を改正する条例
議案第74号 杉並区職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
この4議案は、総務財政委員会に付託され、審査結果の報告を受け、採決ではそれぞれ賛成多数で可決。中でも補正予算では、第三回定例会で私が強く要望した「小学校の特別教室へのクーラー設置」区が動いてくれました。補正予算に設置のための設計費が計上されました。設置は理科室です。今後は他の特別教室等にも順次整備されると考えます。そして、新年度予算に工事費が計上されるでしょう。成立すれば、夏頃までに設置されていない小学校でエアコンが入ります。
議案第63号 杉並区風致地区条例
議案第66号 特別区道の路線の認定について
議案第67号 特別区道の路線の認定について
議案第68号 特別区道の路線の認定について
議案第69号 特別区道の路線の認定について
議案第70号 特別区道の路線の認定について
議案第71号 杉並区立大田黒公園の指定管理者の指定について
この7議案は、私の所属する都市環境委員会に付託され、審査結果の報告を受け、採決では63号から70号は全員賛成、71号は賛成多数で可決。
議案第64号 杉並区社会教育委員の設置に関する条例の一部を改正する条例
議案第75号 杉並区幼稚園教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
議案第76号 杉並区学校教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
この3議案は、文教委員会に付託され、審査結果の報告を受け、採決では賛成多数で可決。
議員提出議案第7号 杉並区議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例
議員提出議案第8号 容器包装リサイクル法を改正し、発生抑制と再使用を促進するための法律の制定を求める意見書
議員提出議案第9号 軽度外傷性脳損傷に関わる労災障害等級認定基準の改正と教育機関への啓発・周知を求める意見書
この議員提出議案については、委員会付託を省略して採決した結果、7号、8号は全員賛成、9号は賛成多数でそれぞれ可決。
これで今年の定例会は終了し、今月19日に災害対策特別委員会で茨城県つくばなどへ日帰り視察に行きます。そして、来年2月の建国記念日過ぎに開会予定の第1回定例会となります。
今日は天気も良く、朝から平成25年度JA東京中央・杉並区・世田谷区の協働事業で杉並区宮前の農家二軒で「ふれあい農業体験」が行われ、参加者約80名が野菜の収穫と花の寄せ植えを楽しみました。私は、農業委員ですので伺わせていただきました。意外と、大根を抜くのにみなさん苦労していました。
その後、私の地元のO氏宅での恒例の餅つきに今年もお呼ばれしました。
お雑煮、からみもちなど、食べ過ぎちゃいました!
議案第62号 杉並区行政財産使用料条例の一部を改正する条例
議案第65号 平成25年度杉並区一般会計補正予算(第5号)
議案第73号 杉並区長等の給与等に関する条例等の一部を改正する条例
議案第74号 杉並区職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
この4議案は、総務財政委員会に付託され、審査結果の報告を受け、採決ではそれぞれ賛成多数で可決。中でも補正予算では、第三回定例会で私が強く要望した「小学校の特別教室へのクーラー設置」区が動いてくれました。補正予算に設置のための設計費が計上されました。設置は理科室です。今後は他の特別教室等にも順次整備されると考えます。そして、新年度予算に工事費が計上されるでしょう。成立すれば、夏頃までに設置されていない小学校でエアコンが入ります。
議案第63号 杉並区風致地区条例
議案第66号 特別区道の路線の認定について
議案第67号 特別区道の路線の認定について
議案第68号 特別区道の路線の認定について
議案第69号 特別区道の路線の認定について
議案第70号 特別区道の路線の認定について
議案第71号 杉並区立大田黒公園の指定管理者の指定について
この7議案は、私の所属する都市環境委員会に付託され、審査結果の報告を受け、採決では63号から70号は全員賛成、71号は賛成多数で可決。
議案第64号 杉並区社会教育委員の設置に関する条例の一部を改正する条例
議案第75号 杉並区幼稚園教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
議案第76号 杉並区学校教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
この3議案は、文教委員会に付託され、審査結果の報告を受け、採決では賛成多数で可決。
議員提出議案第7号 杉並区議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例
議員提出議案第8号 容器包装リサイクル法を改正し、発生抑制と再使用を促進するための法律の制定を求める意見書
議員提出議案第9号 軽度外傷性脳損傷に関わる労災障害等級認定基準の改正と教育機関への啓発・周知を求める意見書
この議員提出議案については、委員会付託を省略して採決した結果、7号、8号は全員賛成、9号は賛成多数でそれぞれ可決。
これで今年の定例会は終了し、今月19日に災害対策特別委員会で茨城県つくばなどへ日帰り視察に行きます。そして、来年2月の建国記念日過ぎに開会予定の第1回定例会となります。
2013年12月1日日曜日
平成25年第4回区議会定例会等この間の活動!
みなさまこんにちは
このところ、どんどん日が短くなり、気温も低くなってきました。夏と違い、何か時間を損している気になりますね。今日から師走、体調管理をしっかりして新しい年を迎えるのに備えましょう。
さて、今年最後の議会が、先月の19日から開かれています。そして、例年通り、第4回定例会では一般質問(11月20日)をいたしました。内容は、以下の区議会HPの録画中継の通りです。ご覧ください!
http://www.gikai.city.suginami.tokyo.jp/vod/25-04/251120.htm
私の平成25年第4回区議会定例会一般質問概要
1.2020年の夏季オリンピック・パラリンピックの開催都市が東京に決定しました。大変喜ばしいことと考えています。そして、私が中学生の時に東京オリンピックが行われ、青梅街道を聖火リレーが通ったのを見て大変感動したことを思い出しました。
そこで、東京で開催されるのであれば、時代は変わりましたが、49年前の私が受けた感動を今の子ども達に体験してもらいたいと考えており、再び杉並区のほぼ中央を通る青梅街道を聖火リレーのコースとなるよう区が関係機関へ働き掛けるようと、質問をしました。
2.私の地元でもある善福寺川上流部の水害対策のために、区が地域に入って防災や平常時の川沿いの環境を生かしたまちづくりをする必要があると提案しました。
常に床上や床下浸水で被害に遭われている方々は、川や下水道が溢れた時になす術がありません。家の床を高くしようとしても建物高さが決められ、更には日影規制などもあり、一階の床を高く出来ないのです。
こうしたことを踏まえて、地域の皆さんと区が一緒になって水害から安全になるまちづくりを考える必要があります。地域と区で膝を突き合わせて話し合い、一定のルールなどをつくり、合わせて建物への規制緩和をすることが出来ると私は考えています。簡単に言えば、住み手も努力する、行政はその支援を規制緩和などにより後押しするということです。
水害を無くすためには、河川の改修や下水道の改善も必要ですが、そのための事業費は莫大に掛かります。そして工事期間も長期に掛かります。それで水害には大丈夫なまちになるか、と言えば平成17年の様な豪雨があれば無理と思います。ですから、ハード面の取り組みと合わせて、ソフト面から住民の方と区とで被害の軽減に向けたまちづくりが必要と考えています。
3.私の専門分野の一つである、みどりの保全について質問をしました。
今から20年ほど前の事となりますが、杉並区では区民から私の一景ということで区内の風景の推薦を受け、その中から杉並100景を選定しました。その時、一番多くの推薦を得て100景になったのが、阿佐谷の風格あるケヤキ並木です。
ところが、昨年よりJR阿佐谷駅から南に青梅街道までを、ケヤキ並木の保全管理という名目で大きく手を入れ、まちなみ景観は全く様変わりしてしまいました。今後、駅から北の区間で同様な作業がなされる計画であることから、良好な街路樹景観を台無しにする手入れを見直すよう区から東京都へ計画の見直しをするよう申し入れろと、要望しました。
4.西武新宿線沿線のまちづくりについて質問しました。
2年前に区からの呼びかけにより上井草、井荻、下井草の各駅周辺でそれぞれ地域の方々による駅周辺まちづくり協議会がつくられました。そして、駅周辺のまちづくりについて議論し、来年早々にも区へまちづくり構想という形で提言する運びです。
検討では、西武新宿線の開かずの踏切問題解消、いわゆる鉄道連続立体交差化は区からの話で取り扱わないとの話です。
しかし、各駅周辺のまちづくりを考える上では、鉄道の連続立体交差化は検討からはずせない大きなまちづくりの課題と考えています。そこで、区のこのことに対する見解を聞きました。
また、杉並の東、中野区間では一部事業認可も下り事業が大きく動いたいます。杉並区区間も早期事業着手に向けた区の決意を正しました。
〇11月24日「平成25年度杉並区総合震災訓練」について
私は、昨年に引き続き災害対策特別委員会の委員ですので、震災訓練に参加をいたしました。今年の開催は、下高井戸にある「旧東電グランド」・都市計画下高井戸公園用地で行われました。
中でも、負傷者のトリアージ訓練、新規に導入された起震車、動物へのICチップの埋め込みによる個体識別、震災対策用ガス管と継手、中学生レスキューなどは評価したいです。
〇11月26日・善福寺川流域合流式下水道改善事業、設計説明会
11月20日の一般質問でも取り上げた善福寺川上流部の下水道改善事業の設計説明会が夜に西荻地域区民センターで行われました。
・事業の目的は、新たに下水道管を整備し、降雨初期の雨水を約15000㎥(25メートルプール約50杯分)貯留する。それによって合流式下水道の弱点である、汚水と雨水が混じり降雨初期に河川へ放流されるのを軽減し、更に放流水質を改善することです。
・事業は、川の横を通る区道の地下およそ3.4㎞に内径2.4mの貯留管をシールド工法により埋設する。流末は、環状8号線に整備されている環八幹線に接続して降雨後に揚水して処理センターへ送る。工事は、平成27年度から8年間を考えているとのことです。
なお、工事については、改めて工事説明会を開催する。また、シールド工法のため、マシーンを地下に送り込む発進立坑を区立関根文化公園を占用して造り行う。更に、工事による振動騒音、工事車両による交通事故への対策に万全を期すとのことでした。
〇11月27日・都市環境委員会と本会議について
所属の常任委員会である都市環境委員会が開かれ、以下の議案7件と報告9件の聴取をしました。
・議案第63号 杉並区風致地区条例
この条例は、この間、区内の和田掘、善福寺の2地区内での許可を要する行為の許可審査手続きを都から委任を受けて行っていましたが、すべての事務が移譲されるため制定する条例です。都の条例を踏襲した条例であり、問題ないことから賛成としました。
・議案第66号、67号、68号、69号、70号 特別区道の路線認定について
URによる旧荻窪団地の建て替え開発行為に伴う周辺道路の区道認定です。町として、歩道が出来、歩行者と車が分離され、道以外でも周辺に緑地帯が設けられるなど、大変良い環境となりました。現地を確認した結果から意見を述べ、賛成としました。
・議案第71号 杉並区立大田黒公園の指定管理者の指定について
従前からの指定事業者が継続する。現地を確認しましたが、維持管理はよく出来ていました。今後は、来園者がゆったりと楽しめるよう、記念館で紅茶などが飲めたり、茶室で抹茶が飲めるなど工夫を求め、賛成としました。
・報告は、
1.京王線沿線各駅周辺地区まちづくり方針について
2.杉並区空き家実態調査報告書について
3.杉並区住宅マスタープランの改定(案)について
4.荻窪まちづくり会議の現在の取り組み状況について(報告)
5.区立大田黒公園の指定管理者候補事業者の選定結果について
6.杉並区環境基本計画の改定について
7.ペットボトル店頭回収事業(東京ルールⅢ)の廃止について
8.GPSを活用した資源持ち去り対策の実施について
9.スマートフォン向けアプリケーション「なみすけのごみ出し達人」の配信について
以上9件の報告を聴取しました。
委員会終了後、追加議案が提出されたため、本会議が招集されました。
・議案第73号杉並区長等の給与等に関する条例の一部を改正する条例(総務財政員会付託)
・議案第74号杉並区職員の給与に関する条例の一部を改正する条例(総務財政員会付託)
・議案第75号杉並区幼稚園教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例(文教委員会付託)
・議案第76号杉並区学校教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例(文教委員会付託)
・議員提出議案第7号杉並区議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例(議会運営委員会付託)
以上5議案が提出され、各委員会に付託されました。内容は、今年も職員等の給与に関して特別区人事委員会からマイナス勧告が出されていることから、給与の引き下げをする議案です。
そして、それに伴い議員の報酬も同様に引き下げようと議員が提案したものです。費用弁償は、前から無としています。
〇11月30日・落ち葉感謝祭・平成25年度農業祭式典
今回で8回目となる落ち葉感謝祭、天気も良く、親子が大勢楽しんでいました。初回の時からのボランティアの方々ともお会いすることができ、積もる話やら施設再編計画の話やらと、色々お話をしながら楽しいひと時を過ごすことが出来ました。
先日の9日・10日と、桃井原っぱ公園ですぎなみフェスタ2013と同時開催で農業祭を開催しました。私も農業委員として実行委員の一人となり式典に出席いたしました。
当日会場で農産物品評会が行われましたが、日にちを変えて、東京都知事賞や杉並区長賞など11人の方々に表彰状の授与を行いました。入賞者は43名60点でした。また、フォトコンテストの会長賞授与も行われました。
また、農業関係功労者表彰、企業的先進農家表彰、後継者奨励表彰、新規就業者奨励表彰が合わせて行われました。各賞を受賞された方々、本当におめでとうございます。合わせて多くの関係者の方々お疲れ様でした。
このところ、どんどん日が短くなり、気温も低くなってきました。夏と違い、何か時間を損している気になりますね。今日から師走、体調管理をしっかりして新しい年を迎えるのに備えましょう。
さて、今年最後の議会が、先月の19日から開かれています。そして、例年通り、第4回定例会では一般質問(11月20日)をいたしました。内容は、以下の区議会HPの録画中継の通りです。ご覧ください!
http://www.gikai.city.suginami.tokyo.jp/vod/25-04/251120.htm
私の平成25年第4回区議会定例会一般質問概要
1.2020年の夏季オリンピック・パラリンピックの開催都市が東京に決定しました。大変喜ばしいことと考えています。そして、私が中学生の時に東京オリンピックが行われ、青梅街道を聖火リレーが通ったのを見て大変感動したことを思い出しました。
そこで、東京で開催されるのであれば、時代は変わりましたが、49年前の私が受けた感動を今の子ども達に体験してもらいたいと考えており、再び杉並区のほぼ中央を通る青梅街道を聖火リレーのコースとなるよう区が関係機関へ働き掛けるようと、質問をしました。
2.私の地元でもある善福寺川上流部の水害対策のために、区が地域に入って防災や平常時の川沿いの環境を生かしたまちづくりをする必要があると提案しました。
常に床上や床下浸水で被害に遭われている方々は、川や下水道が溢れた時になす術がありません。家の床を高くしようとしても建物高さが決められ、更には日影規制などもあり、一階の床を高く出来ないのです。
こうしたことを踏まえて、地域の皆さんと区が一緒になって水害から安全になるまちづくりを考える必要があります。地域と区で膝を突き合わせて話し合い、一定のルールなどをつくり、合わせて建物への規制緩和をすることが出来ると私は考えています。簡単に言えば、住み手も努力する、行政はその支援を規制緩和などにより後押しするということです。
水害を無くすためには、河川の改修や下水道の改善も必要ですが、そのための事業費は莫大に掛かります。そして工事期間も長期に掛かります。それで水害には大丈夫なまちになるか、と言えば平成17年の様な豪雨があれば無理と思います。ですから、ハード面の取り組みと合わせて、ソフト面から住民の方と区とで被害の軽減に向けたまちづくりが必要と考えています。
3.私の専門分野の一つである、みどりの保全について質問をしました。
今から20年ほど前の事となりますが、杉並区では区民から私の一景ということで区内の風景の推薦を受け、その中から杉並100景を選定しました。その時、一番多くの推薦を得て100景になったのが、阿佐谷の風格あるケヤキ並木です。
ところが、昨年よりJR阿佐谷駅から南に青梅街道までを、ケヤキ並木の保全管理という名目で大きく手を入れ、まちなみ景観は全く様変わりしてしまいました。今後、駅から北の区間で同様な作業がなされる計画であることから、良好な街路樹景観を台無しにする手入れを見直すよう区から東京都へ計画の見直しをするよう申し入れろと、要望しました。
4.西武新宿線沿線のまちづくりについて質問しました。
2年前に区からの呼びかけにより上井草、井荻、下井草の各駅周辺でそれぞれ地域の方々による駅周辺まちづくり協議会がつくられました。そして、駅周辺のまちづくりについて議論し、来年早々にも区へまちづくり構想という形で提言する運びです。
検討では、西武新宿線の開かずの踏切問題解消、いわゆる鉄道連続立体交差化は区からの話で取り扱わないとの話です。
しかし、各駅周辺のまちづくりを考える上では、鉄道の連続立体交差化は検討からはずせない大きなまちづくりの課題と考えています。そこで、区のこのことに対する見解を聞きました。
また、杉並の東、中野区間では一部事業認可も下り事業が大きく動いたいます。杉並区区間も早期事業着手に向けた区の決意を正しました。
〇11月24日「平成25年度杉並区総合震災訓練」について
私は、昨年に引き続き災害対策特別委員会の委員ですので、震災訓練に参加をいたしました。今年の開催は、下高井戸にある「旧東電グランド」・都市計画下高井戸公園用地で行われました。
中でも、負傷者のトリアージ訓練、新規に導入された起震車、動物へのICチップの埋め込みによる個体識別、震災対策用ガス管と継手、中学生レスキューなどは評価したいです。
〇11月26日・善福寺川流域合流式下水道改善事業、設計説明会
11月20日の一般質問でも取り上げた善福寺川上流部の下水道改善事業の設計説明会が夜に西荻地域区民センターで行われました。
・事業の目的は、新たに下水道管を整備し、降雨初期の雨水を約15000㎥(25メートルプール約50杯分)貯留する。それによって合流式下水道の弱点である、汚水と雨水が混じり降雨初期に河川へ放流されるのを軽減し、更に放流水質を改善することです。
・事業は、川の横を通る区道の地下およそ3.4㎞に内径2.4mの貯留管をシールド工法により埋設する。流末は、環状8号線に整備されている環八幹線に接続して降雨後に揚水して処理センターへ送る。工事は、平成27年度から8年間を考えているとのことです。
なお、工事については、改めて工事説明会を開催する。また、シールド工法のため、マシーンを地下に送り込む発進立坑を区立関根文化公園を占用して造り行う。更に、工事による振動騒音、工事車両による交通事故への対策に万全を期すとのことでした。
〇11月27日・都市環境委員会と本会議について
所属の常任委員会である都市環境委員会が開かれ、以下の議案7件と報告9件の聴取をしました。
・議案第63号 杉並区風致地区条例
この条例は、この間、区内の和田掘、善福寺の2地区内での許可を要する行為の許可審査手続きを都から委任を受けて行っていましたが、すべての事務が移譲されるため制定する条例です。都の条例を踏襲した条例であり、問題ないことから賛成としました。
・議案第66号、67号、68号、69号、70号 特別区道の路線認定について
URによる旧荻窪団地の建て替え開発行為に伴う周辺道路の区道認定です。町として、歩道が出来、歩行者と車が分離され、道以外でも周辺に緑地帯が設けられるなど、大変良い環境となりました。現地を確認した結果から意見を述べ、賛成としました。
・議案第71号 杉並区立大田黒公園の指定管理者の指定について
従前からの指定事業者が継続する。現地を確認しましたが、維持管理はよく出来ていました。今後は、来園者がゆったりと楽しめるよう、記念館で紅茶などが飲めたり、茶室で抹茶が飲めるなど工夫を求め、賛成としました。
・報告は、
1.京王線沿線各駅周辺地区まちづくり方針について
2.杉並区空き家実態調査報告書について
3.杉並区住宅マスタープランの改定(案)について
4.荻窪まちづくり会議の現在の取り組み状況について(報告)
5.区立大田黒公園の指定管理者候補事業者の選定結果について
6.杉並区環境基本計画の改定について
7.ペットボトル店頭回収事業(東京ルールⅢ)の廃止について
8.GPSを活用した資源持ち去り対策の実施について
9.スマートフォン向けアプリケーション「なみすけのごみ出し達人」の配信について
以上9件の報告を聴取しました。
委員会終了後、追加議案が提出されたため、本会議が招集されました。
・議案第73号杉並区長等の給与等に関する条例の一部を改正する条例(総務財政員会付託)
・議案第74号杉並区職員の給与に関する条例の一部を改正する条例(総務財政員会付託)
・議案第75号杉並区幼稚園教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例(文教委員会付託)
・議案第76号杉並区学校教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例(文教委員会付託)
・議員提出議案第7号杉並区議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例(議会運営委員会付託)
以上5議案が提出され、各委員会に付託されました。内容は、今年も職員等の給与に関して特別区人事委員会からマイナス勧告が出されていることから、給与の引き下げをする議案です。
そして、それに伴い議員の報酬も同様に引き下げようと議員が提案したものです。費用弁償は、前から無としています。
〇11月30日・落ち葉感謝祭・平成25年度農業祭式典
今回で8回目となる落ち葉感謝祭、天気も良く、親子が大勢楽しんでいました。初回の時からのボランティアの方々ともお会いすることができ、積もる話やら施設再編計画の話やらと、色々お話をしながら楽しいひと時を過ごすことが出来ました。
先日の9日・10日と、桃井原っぱ公園ですぎなみフェスタ2013と同時開催で農業祭を開催しました。私も農業委員として実行委員の一人となり式典に出席いたしました。
当日会場で農産物品評会が行われましたが、日にちを変えて、東京都知事賞や杉並区長賞など11人の方々に表彰状の授与を行いました。入賞者は43名60点でした。また、フォトコンテストの会長賞授与も行われました。
また、農業関係功労者表彰、企業的先進農家表彰、後継者奨励表彰、新規就業者奨励表彰が合わせて行われました。各賞を受賞された方々、本当におめでとうございます。合わせて多くの関係者の方々お疲れ様でした。
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