昨日、災害対策特別委員会の視察で、茨城県つくば市へ視察に行ってまいりました。
調査項目は二つで、①西遠野でのソーラーシェアリング発電プロジェクト、もう一つが②防災科学技術研究所でした。
畑面積に対して25%のパネル量は、畑表面への影が出ますが作物の生育には問題ない割合とのことでした。
また、設置してある太陽光発電パネルの設置角度を変えられるようになっているため、季節による太陽光の照射角度の変化にも対応できるようになっています。更に、パネルの設置割合が25%では作物の収量に大きく影響はしないようです。
この試みは、農林水産省が2013年3月31日付で「支柱を立てて営農を継続する太陽光発電設備等についての農地転用許可制度上の取り扱いについて」という通知を出しています。これは、作物を耕作する畑内に耕作とは関係のないものを一時的に設置するための農地の転用ということで、本来の農業に支障をきたさ無ければ、許可するというものです。
単管パイプによる骨組みは、支柱間隔約5m、パネル設置高さ約3.5mで、毎月最適なパネル角度に調整すれば平均発電量が5%アップするとのことでした。また、台風や積雪などには、パネルの角度が変えられるため問題はないとのことでした。
2013年には、スイカ、トマト、ナス、大豆などを栽培試験したとのことです。
視察した場所での試みは、発電量57.9kwで、年間売電額は約255万円と試算していました。設備コストは、1000㎡当たり約1350万円、20年間を考えて、税金などを含めて試算すると年間コストは約83万円、それに対して発電収入は、年間187万円で、およそ年間100万円の収益になると説明を聞きました。ただ、20年間での試算ですので誤差はあるでしょう。
海外でもフランスやイタリアなどで同様の取り組みが進んでいるようです。
メガソーラーが話題に乗ることがありますが、太陽光パネルで設置場所は占用され他の用途には使えません。それに比べて、視察した場所での試みは畑作と太陽光発電を両立させるもの、大変興味深い試みで、今後様々な角度から研究され広まることを期待します。
ただ一点、我が家の太陽光発電設備も同様ですが、発電設備につきものの「パワーコンバーター」の微妙な唸り音がやはり気になりました。住宅地内での設置に課題かも知れません。
特に、その中でも杉並区に関係のある地震と水害について細かく研究室を見学し、取り組みの説明を聞きました。緊急地震速報は、気象庁から発せられますが、その元のデータの60%はここの研究所の情報だそうです。
午後からの視察で、つくば市はちょっと遠いですね。もう少し時間を取りじっくり説明や所内を見学できればよかったです。
特に、災害に対しては、データの蓄積やそこから新たな試みを生み出す、大変な作業であり、私たちの日々の安全・安心のためにしっかり研究をしていただきたいと思います。
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