2020年7月23日木曜日

第4回臨時会が開かれました!!

今回の臨時会は、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金(第2次補正予算分)を活用した事業等に要する予算を計上した令和2年度杉並区一般会計補正予算(第6号)を審査するために7月21日に招集されました。先ず本会議が開かれ、会期の決定と議案(補正予算案)の総務財政委員会付託を採決し、本会議は暫時休憩となり総務財政委員会開かれ、具体的な予算案の審査が行われました。

補正予算(第6号)は、36事業、約25億140万円の規模です。また、前回の5号補正予算での歳入項目の財源更正を同時に行っています。この財源更正は、歳入で国庫支出金約3億8300万円をそのまま予算計上していましたが、特別区の場合は東京都を経由して経費が交付されるもであり、都支出金として歳入計上すべきであったため、財源更正処理することとなったものです。

今回の補正予算約25億円の財源は、国庫支出金が約5億7600万円、都支出金約18億2700万円、そして区の財政調整基金(災害など区政の緊急対応事案に備えた事業費の貯金のようなもの。今回後の残額:約400億円弱)繰入約9700万円です。

補正事業の36事業概要は、国費と都費による事業は、新型コロナウイルスの検体採取を機動的に行うためのバス検査スポットの新設や検体分析を行うPCR検査機器(2台目)購入等約3億円、区立小中学校の児童生徒一人1台のタブレットPCの配備約12億2600万円が計上されています。
また、都費と区費による事業は、感染予防対策や需要喚起策をする中小企業・商店街の支援約3億8200万円、区の会議や相談のオンライン化約3100万円、区立小中学校の感染予防対策物品購入やトイレの手洗い自動水栓化約2億6400万円、各区立施設における感染予防対策物品購入やトイレの手洗い自動水栓化等約3500万円などとなっています。

私は、総務財政委員会において、議案第84号・令和2年度杉並区一般会計補正予算(第6号)に対し、杉並区議会自由民主党を代表して補正予算の審査結果を踏まえて議案に賛成の意見を述べました。
「本補正予算は、新型コロナウイルス感染症対応地方臨時交付金などを活用して、区民生活や学校教育、商業活動などを支えるための事業経費を計上したもので、質疑を通して内容が適切であると理解しました。また、この間、我が杉並区議会自由民主党として新型コロナウイルス感染症対策に関する要望書を複数回、区長へ提出してまいりましたが、その都度要望内容に即した対策事業を進めて頂いていることも確認できました。現在、首都圏をはじめ杉並区内でも、新型コロナウイルスの感染が収まるきざしが無く、感染拡大が更に進むと危機感をつのらせております。今後は、区内の新型コロナウイルス感染拡大の状況や区民生活への影響をしっかり把握しながら、状況に応じ、スピード感をもって新たな対策を実行するとともに、本年度事業の執行を取り止めた事業予算などは、年度末を待たずに早い段階で減額補正を行い、それらを財源として更なる対策事業の経費に充てるなど、機動的で柔軟な区政運営に努めるよう要望し、議案に賛成の意見とします。」

総務財政委員会での審査後、引き続き総務財政委員会の審査結果を踏まえて議会運営委員会が開催され、委員会の審査報告を踏まえ補正予算(第6号)を可決すべきものであることを確認しました。続いて、本会議が再開され、総務財政委員会の審査報告の後、議案第84号の補正予算第6号に対する討論が反対2名賛成1名からあったのち、議案の採決が行われ、賛成多数で可決成立しました。
今後、第3回定例会は9月上旬に開会予定ですが、更に区内のコロナウイルス感染症拡大の状況によっては、要望に沿って臨時会の開催もあると考えます。

コロナウイルスの感染ストレスを常に感じながら働かれている区内の医療従事者をはじめ、介護士や保育士などの皆様に感謝するとともに、これ以上感染拡大が起きないことを祈ります



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