こんにちは
寒い毎日が続いていますが、皆様におかれましては体調など崩されずにお過ごしでしょうか?
さて、まちを、そして公園を歩いていると、木々の芽が少しずつではありますが膨らみ出しています。この寒い時期、ロウバイの黄色い花も開いている所を見掛るようになりました。
もう少しすると桜の時期がやってきます。落葉樹は、毎年新品の葉と花を付け、みんなを楽しませてくれます。植物は、それぞれの個体が持つ生態があり、その個性をしっかり理解しながら付き合うことが必要です。
ただ、大都会では100%植物の生態に任せることは周辺環境との関係から無理があることも理解しております。といって、私たちが誤った付き合い方をすれば、生き物である樹木にお金と労力を掛けて不健全に育てることとなるだけでなく、様々なしっぺ返しを受けることとなります。ものごと、悪い面がクローズアップされがちですが、良い面にもしっかり着目することが大変必要です。
そうしたことから、昨年の第4回区議会定例会で私の区政一般に対する質問でも取り上げた、杉並区民に親しまれている中杉通りの風格あるケヤキ並木、その維持管理手法に対する疑問、そして区の都市景観行政に取り組む姿勢を正させていただきました。
ケヤキは生き物です。生育する上での生態があり、そのことを理解しながら私たちも生き物の一員としてケヤキと付き合うことが必要です。
近年、多くの自然災害が起きています。自然との付き合い方に生き物である人としておごりがあれば、当然のようにしっぺ返しを受けます。ですから、こうした分野に詳しい専門家が必要ですし、いる訳です。東京都にしても杉並区にしても専門職員がいるはずです。それなのに、何故あの様な手の掛け方になるのか、私も専門家といわれる範疇の一員として疑問を投げ掛け再考を促したわけです。
にもかかわらず、中杉通りの阿佐ヶ谷駅より南側だけでなく、駅の北側区間も手掛け始めています。杉並区は、都道の管理だから、というのでしょう。ですが、杉並区の景観条例に基づく景観計画において、都市景観づくりのモデル地区としている街路樹景観です。二度と、これまで育まれてきた緑のトンネルとなっていた杉並百景でもある風格あるケヤキ並木の景観は戻らないでしょう。区民の財産です!
例えば、神宮の表参道のケヤキ並木が同様な管理をされれば、これは社会問題になると思います。なぜ、杉並の阿佐谷では問題にならないのか理解できません。問題視するのはわたしだけなのでしょうか…
残念です!
このスケッチは、私が描いたもので、ケヤキの本来持つ樹形です。
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