今年最初の議会、令和2年第1回杉並区議会定例会は、2月12日から3月18日までの会期ではじまりました。ところが、会議を進めるにつれ、新型コロナウイルスの感染拡大がジワジワと拡がり出し、閉会予定日前には都内での感染拡大とともに区内でも急速に感染者が増えはじめてきました。
一方、国の新型コロナウイルス感染拡大に対する対策事業が打ち出され、定例会の途中で区も国の事業へ対応するため会期の延長をしました。延長は、元年度末の3月30日までとなりました。その後、保健福祉委員会と総務財政委員会が改めて開催され条例改正や補正予算の審議が行われ、その結果を踏まえて3月26日に本会議を開きそれらの議案を可決し閉会しました。
ところが、皆様もご存じのように、3月末からのニュースは、コロナウイルス感染者の拡大状況が毎日のように報じられ、杉並区内の感染者も増加の一途をたどっています。
4月13日現在の区内感染者数は、区の発表で109名となりました。
こうした感染者の拡大を抑えるためには、人と人との接触を完全に断てば、感染の拡大を抑え込むことが出来ます。ですから外出の自粛が叫ばれているわけです。何としても終息傾向に進まなければ、経済だけでなく社会すら崩壊しかねません。使いたくはありませんが、戦時下でうろうろしていたらいつ撃ち殺されるか分からない。こうした状況と同じだということを思い、外出を我慢する時です!!
杉並区では、国や都の新型コロナウイルス感染症対策への取り組みでは、区民の健康と安全を守るには不十分として、区単独の財源を捻出し、コロナウイルス感染症対策を独自に進めることとしました。そのため、財政調整基金から約24億円を一般会計予算に投入する補正予算を組むことになりました。
予算の使途は、区内4病院(荻窪病院、河北総合病院、佼成病院、東京衛生病院)での入院病床の拡充・発熱外来センターの設置(医師の確保含む)への包括補助、医療従事者等の子どもの保育園受け入れ、感染症対策に係るマスク等(区職員用、医療機関・福祉施設用)の購入、帰国者・接触者電話相談センターの拡充及び自宅待機者支援、商工相談体制の充実、職員(臨時雇用含む)の増員、発注済み給食食材費補てん、区職員の特殊勤務手当支給、などに使う予定です。
そのため、急遽4月20日に令和2年度第1回杉並区議会臨時会が招集されました。関係委員会で補正予算案と条例改正案を審議し、問題がなければ議決後速やかに予算を使い対策事業を行っていきます。
◎危機にはスピード対応が大切です!!
◎区民の皆さんの協力(我慢)が欠かせません!!
◎兎に角、区内での新型コロナウイルス感染の拡大をみんなの行動で抑えよう!!
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