先日の4月20には、令和2年第1回臨時会が開かれました。この臨時会は、今年に入って急速に蔓延している新型コロナウイルス感染症対策のための条例改正1件と令和2年度一般会計予算の補正予算(6事業)を審議するためでした。即日可決成立しました。
条例改正は、新型コロナウイルス感染症対策に従事する職員の特殊勤務手当を規定するものでした。
補正予算は、新型コロナウイルス感染症対策(マスク、手指消毒剤など物品購入)約8300万円、中小企業支援(商工相談の充実)約600万円、感染症予防・発生時対策(医療機関・高齢者障害者施設への物品供給、区内4基幹病院支援、保健所業務の充実など)約23億8100万円、学校給食の推進(学校給食食材費補てん)約360万円、保健福祉職員人件費(特殊勤務手当)360万円、会計年度任用職員人件費(商工相談窓口の充実)約63万円の6事業合計約24億7800万円でした。
補正予算案に反対の議員もおりましたが、私は補正予算案に賛成いたしました。
本補正予算の財源は、災害や特別に財源が必要になった場合のために貯めてある「財政調整基金」を取り崩すこととしました。
そして2回目の臨時会が4月30日に開かれます。この臨時会の目玉は、何といっても「特別定額給付金の給付」区民全員に一律10万円を給付する事業です。
現在区では、専管組織をつくり、住民基本台帳情報やDV避難者の情報調整をしながら準備を進めています。給付金を受領するには2つの方法があります。1つは、個人認証登録をしたマイナンバーカードでオンライン申請(インターネット経由でカードリーダー利用申請:5月13日頃から)、2つには、書類の郵送申請(世帯主あてに書類が郵送:5月18日頃から、必要事項を記入返送)する。
補正予算案は、8事業約595億9500万円になります。財源の多くは国庫支出金で595億7900万円です。
補正予算案の内容は、特別定額給付金(今年4月27日現在の住民登録者全員一律10万円給付・591億1400万円)、臨時特別給付金(児童手当支給世帯へ子ども一人1万円給付・約4億6500万円)、公共施設の手洗い自動水栓化(区役所・区出先施設・ゆうゆう館等・約1550万円)です。
財源の国庫支出金以外は、令和2年度予算の財源保留額から充当(約1570万円)します。
兎に角、給付金の給付事務ではスピード感が必要ですが、DV避難者への配慮をすることも大切です。支給事務に慎重さを持って当たってもらえるよう働き掛けしてまいります。
最後に、新型コロナウイルス感染症の蔓延が早く終息することを祈るとともに、日々ウイルスと戦っている医療従事者をはじめ関係者に感謝いたします!!
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