こんにちは、今年度は区も議会も混乱続きでした。
令和2年度は、昨年の年始からはじまった新型コロナウイルスの市中感染拡大に伴い、定例会をはじめ臨時会では、コロナウイルス感染症対策のための取り組み一色でした。そして、スピード感をもって対策を行うための財源を捻出しながら一般会計の補正予算を度々組み対策事業を進めてきました。
そのためこの間、複数回に渡り区のコロナ対策への自民党会派要望を出すなど、区民の生命・財産を、そして様々な区内事業者への支援に取り組んで来ました。令和2年度もいよいよ一月余りとなり、数えれば13回にのぼる一般会計の補正予算が組まれて来ました。そしてその都度、私の所属する総務財政委員会で補正予算の審査を行って来ました。
これまでこれ程の補正予算を組んだ年は、私の区役所職員時代を含めて記憶に無いことです。この様な非常事態での区政運営で難しいのは、様々な既定事業を行いながら、降って湧いた未知の新型コロナウイルス感染症対策を新たに財源を確保しながら人員を割り振って、考えられる対策に優先順位を付けながら取り組むことです。
コロナウイルス対策を主とする令和2年度末の一般会計補正予算第12号そして13号、一昨日の総務財政委員会での審議結果を受けて本日の議会運営委員会の質疑を経て、会期末を待たずに午後の本会議で中間議決をしました。
補正予算第12号は、補正額約14億3000万円で補正事業は78事業、財源更正5事業です。内容は、緊急を要する経費、事業実績の増による経費の増額、令和2年度事業の減額補正といった清算的要素を含むほか、財政健全化と持続可能な財政運営を確保するルールに基づく基金積み立て(財政調整基金、施設整備基金)などを適正に計上しています。
また、補正予算第13号は、補正額約4億8000万円で補正事業は15事業、財源更正23事業です。内容は、新型コロナウイルス感染症ワクチン接種体制整備に要する経費をはじめ、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用するための財源更正及び減額補正などを適正に計上しています。
総務財政委員会の質疑では、区民に対する新型コロナウイルス感染症予防ワクチン接種を混乱なく円滑に行うため、ワクチン接種会場を偏りなく確保するとともに、ワクチン接種を受ける区民の立場に立った接種体制を構築し、きめ細かな情報提供を通して区民のワクチン接種への不安解消に努め、より多くの区民がワクチン接種を受けられるよう取り組むことを強く要望しました。
昨日の採決では、どんな議案についても常に反対をする議員が居りますが、賛成多数で二つの補正予算は可決しました。これでコロナウイルス予防ワクチン接種など新年度に向けての事業に取り組むこととなりました。
また、異例ですが本日、これから令和3年度予算の審査がはじまるのですが、令和3年度一般会計予算の第1号補正予算案が提案され、3月3日から始まる予算特別委員会(コロナウイルス対応の分科会方式)で審査されることとなりました。
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