2010年9月15日水曜日

日本の森林が外国の飛び地化している

近年、主要な森林地帯で外国企業などによる広範囲な森林購入が進んでおり、その問題性にマスコミなども気づき、一部報道をするようになった。土地の権原取得ではなく、所有権取得であることから、地表面の樹木だけではなく上空はもとより、地下の水をはじめとしたあらゆる資源も日本の思うようにならなくなってしまうのではないか。
国内の林業は危機的状況にあり、特に民有林は条件が良ければ相手を選ばず売り払っているようだ。…気が付いた時には、国土の森林の殆どが外国の飛び地になっているのではないかと、私ですら危機感を募らせている。
いっそ、都市の屋敷林を買ってくれないだろうか。ビジネスや価値観などから実現することはないだろう。しかし、日本人として、都市に暮らす住民としては、日本に愛郷心などない外国人とは違い、都市内の歴史ある屋敷林の価値などを理解し、保全するために行政予算を投入することへOKの意思表示はできるだろう。少なくとも、遠くの緑は素敵だし残そう、隣の緑は問題性だけに着目して要らない、などの個人主義は捨てようではないですか。さもないと、気が付いた時には都市の緑だけでなく山の緑もとんでもない状況になってしまいそうです。

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