2010年9月6日月曜日

小学校の教室へのクーラー設置

猛暑日の連発により、9月の新学期に入って教室の冷房化が新聞やテレビでも大きく取り上げられている。学校を訪ねて教室で会議をするにも、とっても暑い。私が小学生であった時の記憶では、暑かったが特に気になるような事は無かった気がする。
色々考えてみると、一つは、校舎が木造であったこと。もう一つに、校舎が南向きであったが、大きな落葉樹が校舎に沿って列植され生い茂り、教室を木陰で覆っていたことを思い出す。今の学校の状況と照らしてみると、確実に今の方が夏の高温に対しては不利な教室となっていることが分かる。生活様式が変わった今、自宅にはクーラーがあり暑ければ涼しくして過ごしている訳で、学校では相当つらいだろう。
夏は、暑くて授業に集中できないなどから夏休みはあるのだろう。最近では、校舎への「みどりのカーテンの設置」「屋上の緑化」など、コンクリートで出来た校舎に直射日光が当たり蓄熱などすることを抑える対策も様々行われている。更に条件の良い学校では、校庭を緑地化(芝生化)することで気温上昇を抑えている所も増えつつある。
昨夏の政権交代に伴い、日本国として国内の地球温暖化防止対策の一環としてCO2等排出量を1990年比で2020までに25%削減を目指すと、国内をはじめ国際的にも果敢な目標を打ち出していた。さて、1年が経ち、あの時の公約は何処に行ったのか?そのための取り組みは…?
単に暑くて勉強できないから、と云うことだけで快適なクーラー設置教室を確保するのではなく、その快適空間を積極的に活用して日頃出来ないような学習をするのもよいと考える。暑いので夏休みと云うのではなく、休みを減らしてでもクーラー教室を活用し、「追い付け追い越せ」的に頑張っているアジア諸外国との国際競争に置いて行かれないためにも、大胆なこども教育を行う必要があると考えている。

0 件のコメント:

コメントを投稿